コンプライアンスが厳しくなってきた現代ではありますが、それでもハラスメントは水面下で起こっているもの。
筆者自信も、現代でいうハラスメントの中働いてきた世代なので、正直なところハラスメントに対して鈍感でした。
そんな筆者ですが、24年4月末に上司から大勢の前で叱責や人格否定といったパワハラの被害者になってしまいました。
さて、今回はそんなパワハラの被害者に実際になったとき、どんな対処を行ったのかまとめてみました。
今年はシリーズものが多めです。今回の記事も続きます。
▼今回はこんな方に向けた記事になります。▼
- 会社でハラスメントを受けているけど、どうしたらいいか悩んでいる
- ハラスメントから助けて欲しいけど、どうしたらいいかわからない
- まず先にすべきことを知りたい
結論:音声や動画データといった証拠は必須
パワハラやセクハラといったハラスメント行為を立証するには、しっかりとしたデータが必要になります。
筆者のように大勢の前で叱責を受けたと言っても、残念ながらこのことを証言してくれる人はおそらくいません。
というのも、目撃していた人も家庭があるし、今後会社を続けていくことを考えると自分にとって不利なことは避けたいものです。
そのためには、やはり音声や録画データがある方が立証できる判断材料になり得ます。
そのため、もし今の時点で日常的にハラスメントを受けているのであれば、可能な限りボイスレコーダーを仕込んでおきましょう。
事件はいきなり起こるので、スマホの録音機能は使えないと思っていたほうがいいでしょう。
当時の証拠が無い筆者が取った行動まとめ
被害を受けてから取り組んだ内容は下記の通りです。
- 当時起こった出来事を関係図と時系列でまとめた
- 会社の人事労務課へ相談した
- ハラスメントがきっかけで、気分が落ち込んだため精神科へ行き診断書をもらった
- 診断書を会社に持っていき休職を届け出た
- 会社へ働き続けられないことを伝えた
当時起こった出来事を関係図と時系列でまとめた
▼こんな感じで記録を残しています。
中でも辛かったのが、出来事をまとめること。
この作業は起こった出来事を詳細に書いておく必要があるので、思い出すことが本当に辛かったです。
しかしながら、これも一つの証拠になりますので可能な限り記録をまとめました。
ハラスメントが起こった日時と出来事、言われたことは可能な限り記載しています。
『△△年○月××日』『どこで、〇〇課長から〜と言われた』と日時ど5W1Hでまとめましょう!
当日はなぐり書きで記載を行っていますが、後日わかりやすいように時系列でまとめています。
時系列でまとめておくと、第三者である弁護士やハローワークでも相談しやすいです。
後に、この書類はハローワークで使うことができるので、泣き寝入りしないためにもまとめておきましょう。
会社の人事労務課へ相談した
手順に沿って、社内で起こったトラブルなので社内の人事労務課へ相談しました。
会社内で起こった出来事を調査してもらうためでもあります。
ここでは、起こった出来事をまずは伝えました。そして今後の働き方に関しても相談をするためでもあります。
調査期間はおおよそ一週間程度でした。
ただし、ここで注意したいのが、会社としてもハラスメント行為があったことを安易に認めてくれません。
そのため、あくまでも事実確認程度の認識でいたほうかいいでしょう。
気分が落ち込んだため精神科へ行き診断書をもらった
続けて、気分が落ち込んだこともあって、精神科を受診し診断書を書いてもらいました。
この診断書も証拠となりますので、きちんと確保しておく必要があります。
また、診断書に休職する期間を記載してもらうことも必要です。
そして、筆者も意外だったのが診断書は案外簡単に手に入るということ。
まずは、今の自分の気持ちと状態を素直に伝えて、会社へ行きたくないということもしっかりと伝えて置く必要があります。
診断書を会社に持っていき休職を届け出た
再び、人事労務課へ。診断書のコピーを会社へ持っていき、休職することを会社へ伝えました。
これで一旦、会社と距離を置くことができました。
ちなみに、会社の休職に入るとまずは有給消化から先に行われます。筆者の場合はほぼ満日残っていたので、三ヶ月のうち二ヶ月は有給消化に当てられます。
一時的にお金が無くなるといった心配はしなくて良くなります。
会社へ働き続けられないことを伝えた
ハラスメントを受けて、この会社に居場所が無いと感じた筆者は休職と同時に退職することを伝えました。
やっぱり、人間なので感情もあるし、辛い思いをしながら会社に残り続けることを選びたくはありませんでした。
もし、悩んでいる方は一時的に休職をしながら復帰を考えてみてもいいかもしれません。
とはいえ、ハラスメントが横行する環境での職場復帰はオススメできないかも…。
まずは行動しよう!
ハラスメントという辛い体験を受けてしまったとしても、そこで立ち止まって悩んでしまうのはもったいないです。
とりあえず、まずは何かしらの行動をしましょう。
とにかくオススメなのは、ボイスレコーダーを持ち歩くということ。
これだけ徹底しておけば、いざというとき大きな助けとなります。
そして、被害を受けて辛い方は周りに相談をして、周囲の人がハラスメントと認識してくれているか確認を取ったあとに精神科へ相談しましょう。
筆者も引き続き行動しています!辛いことであっても行動すれば変わります!
最後に
あまりに突然の出来事で私自身も驚きを隠せませんでしたし、気持ちもずいぶん落ち込みました。
何より、自分を守れるのは自分しかいません。
そのため、もし悩んでいるのであれば、まずはパートナーや家族、友達に相談しましょう!
もちろん、ネットにも同じように悩んでいる人たちがたくさんいます。
筆者もその一人なので、同じように悩んでいました。
それと、筆者はむしろ開き直ってしまうのが一番だと思っています。
ハラスメントと言って会社を辞めても、当の本人は職を失う以外に何も損はありません。
とはいえ、この出来事を共有しておくことで、少しでも同じような被害が出ないことを切に願うばかりです。
ではノシ