『若者の〇〇離れ』がよくテレビでも取り上げられていますが、中でも車離れは特に目立っています。
そもそもの時代の流れで景気や価値観、その時代に合った必要なものなどはだんだんと変わっていくものです。
筆者も景気がいい時代に生まれ育ったわけでもないので、『若者の〇〇離れ』は経済事情で単に買えないだけ…という不満が真っ先出てしまいます。
とかなんとか言って車は所持しつつ…。
車好きな筆者だからこそ車のメリット・デメリットを考えさせられました。
もし筆者が車を所持していないとして、購入するかしないか真剣に考えてみましたので、購入を考えている方は参考にしてみてください。
▼下記の内容が気になる方に向けた記事になります。▼
- 車を購入しようが考えている
- どれくらい負担がかかるのか気になる
- 若くても車を持ちたいと考えている
買う? or 買わない?
結論としては『買わない』。
理由はたくさんあるのですが、購入しない理由として下記の通りです。
- 車体価格が高い
- 維持費がかかる
- 車の保管は外であり、傷が付く、盗難の可能性がある
- 実際に車を運転しているのは休日が多く、通勤は雨の日のみで使用日数は少ない
- 洗車や掃除といった管理の手間がかかる
これ以外にも、運転によるリスクや会社への書類の届け出などたくさんの面倒事がつきまといますが、最終的な悩みはお金の問題です。
各内容を筆者なりの意見でまとめてみました。
車体価格が高いこと
筆者の場合は『新車』で購入したため、高いはずである車をより割高に買ってしまいました。
筆者の購入した実際の金額ですが、端数を切って約275万円程度(普通小型ハイブリッド車)でした。
一括で購入する余裕もなかったため、カーローンで購入。カーローンの利息も安くはありませんので、実際の金額はもっと高かったはずです。
ここで、新車じゃなかったらどうなの?と気になりますよね。
その例を大衆車のトヨタ プリウスで比較してみましょう。グレードは同等として、新車に関しては、カラーやオプションは付けないものとします(実際につけると10〜30万と幅広くなるため)。
2018年式 Sツーリングセレクション 走行距離4.2万km
オプション:ナビ・フルセグ・レザーシート…etc、車検2023年10月
金額 197.7万円
参考金額:ネクステージにて https://www.nextage.jp/
同等のプリウスを新車で購入した場合
ここでオプション、カラーオプションは考えないものとする。車検は3年間有効。
金額 273.2万円
参考金額:TOYOTAにて https://toyota.jp/ucar/catalog/brand-TOYOTA/car-PRIUS/201812/10119146/
金額差は歴然です。新車の場合はさらにオプションが付きますので、100万近くの金額差が開くことになります。
新車はある種ブランドのようなものなので、割高だと言われる所以です。
しかし、中古価格でも充分に高い金額には違いがありません。
維持費がかかる
購入後にかかる費用は以下の通り。
- 自動車税 普通車として 約35,000〜40,000円
- 自賠責保険 約21,000円
- 車検代 約80,000〜100,000円
- 駐車場代 全国平均値 約8,000円
- 任意保険 約45,000〜80,000円
消耗品の代表例はおそらく下記の程度と想定しています。
- オイル交換 約3,000〜5,000円
- タイヤ交換 約10,000〜30,000円(ここの開きはタイヤサイズや形状により変わります)
- ワイパー交換 約2,000円
- バッテリー交換 約10,000円
消耗品はこれが全てではなく、エアコンガスだったりブレーキパッドだったりと消耗品は多岐に渡ります。
ここにガソリン代を含めると、筆者の場合で年間約30万近く維持費にかかっています。
車の保管は外なので傷が付いたり、盗難されたりする可能性がある
車は金額が高い割に保管場所は大抵の場合は外になります。
駐車場ともなれば車の周辺に人は通りますのでカバンや手荷物、車のドアをぶつけられることもあります。
筆者の体験だとショッピングモールに駐車して買い物を済ませて車に戻ったところ、ドアが一部分凹んでいたこともありました。ドライブレコーダーに記録が残っておらず泣き寝入りに…。
また、近年増加傾向にある盗難の心配もあります。人気車種であればあるほど狙われやすく、心配は常に付きまとうことになります。
実際に車を運転しているのは休日が多く、通勤は雨の日のみで使用日数は少ない
最近のニュースで話題になっていましたが、自家用車の一日あたりの平均使用率は4.2%程度しかないと報道されていましたが、我が家では休日以外は基本0%とほぼ稼働ナシ。
平日の使用時間は会社の往復で、合計しても30分程度で片付きます。買い物もついでにしたとしても、1時間としても稼働率は4.1%程度…。
休日は車を使って出回りますが、それならレンタカーでもよかったのかな?と迷うことが多々あります。
休日のみで考えた場合、一日レンタカーを借りたとしても、一万円でお釣りが来るので年間の維持費より安く済みます。
洗車や掃除といった管理の手間がかかる
車は常に外で動くものであり、室内も土足で上がるため汚れは付きものです。そのため、手入れの手間は室内外問わずにかかってしまいます。
おおよそ掃除にかかる時間を下記にまとめてみました。
洗車のためにガソリンスタンドへ移動する…20分
洗車と室内清掃…1時間
ガソリンスタンドから家へ帰宅…20分
合計…1時間40分
これだけ時間がかかると、掃除も面倒に感じてしまって無理はないと思ってしまいます。
それでも所持している理由
ドライブが好きなこと、どうしても欲しかった車だったことが理由になります。
お金の面で考えると、メリットは無いといっても過言ではありません。
車を運転することで責任は常につきまといますし、維持費も負担が大きく大変だと実感しています。
それでも所持し続けるのはドライブが楽しいことと、念願だった車を所持できている満足感があるからです。
結論の『買わない』とは…?
さて、買わないと筆者が回答したのは、年収と比較したときにあまりに多くの支出が発生してしまうことを身をもって知ったからです。
購入当時は漠然と欲しい車を購入し、購入後の維持についてきちんと計画を立てることをしませんでした。
維持する負担を知っていたら、購入するのではなくレンタルをしてしばらく様子をみていたとも思います。
まとめ
実際に金額を計算してみると、車の購入だけでもかなりの大金が動くことになりますが、維持費も決して安い金額でないことを知ってもらえたと思います。
自分で働いてお金を稼ぐようになってくると、欲しいものの一つとして候補に上がってくる『車』。
もし購入を検討しているのであれば、日常の使用時間と購入したあとのイメージをして事前の計画をして置く必要があります。
購入する方の収入面が大きく左右されますが、筆者のように同棲していたり、実家暮らしだったり金銭面に余裕がある場合は視野に入れても問題ないとも言えます。
手軽に愛車を使って、旅行に行って思い出を作ったり、ちょっと遠出して美味しいものを食べたり、そんな選択肢が増えると思えるのであれば一度の人生なので購入してみるのもいいかもしれません。
ただし、あくまでも負担であることは変わらないのでそれども欲しいという強い思いがないのであれば、買わないほうがいいのは変わりません。
お金は大事なリソース。ここを念頭に入れて、計画的にゆとりを持つことを考えておきましょう。
ではノシ