世界一『iPhone』のシェアが高い国として有名な日本。そのシェア率は現在でも、約50%程度と言われていてかなり高いことがわかります。
洗礼されたデザイン性と説明書が不要なほどシンプルに作り込まれた『iOS』、親和性の高い『Air Drop』などなど良さを語るとキリがありません。
『iPhone』を10年以上使い続けていたからこそ、依存してしまうほどにその独自性に惹かれていました。
そんなAppleが好きだった筆者も、去年『iPhone』をやめて『Android』へ乗り換えました。
最近の『iPhone』はあまり変わり映えしないので、若干飽きていたのもあります…。
乗り換えてから早くも一年を過ぎ『iPhone』とはまた違う良さに気付かされました。
今回は実際に乗り換えてみてどうだったのか長期レビューとして記事をまとめてみました。
※『Android』も『iOS』も同じスマホで、どちらの派閥にも属してはいませんので先にお伝えいたします。
▼下記の内容が気になる方に向けた記事になります。▼
- スマホの乗り換えを考えている
- 『Android』という選択肢に悩んでいる
- 『iPhone』ユーザーからの『Android』の意見が気になる
乗り換えたメリット
乗り換えたメリットは大きく3つです。
- 初期コストが安く済む
- 選べる機種が豊富
- 無駄遣いが減ると考えた
コストが安く済むのにスペックが充分過ぎる
乗り換える方の多くの理由が金銭面だと感じています。
当然筆者もその一人で、流石に10万超えのハードを定価では購入したくないと考えていました。
『Android』であればハイエンドモデルのスマホを除いて、7万円程度で『iPhone無印』くらいのスペックが手に入ります。
『iPhone』と変わらないスペックでなのに、30%くらい安く買えちゃう時代です。
金額は安いけど、バッテリーも十分持つし、サクサク動くし、更には丈夫なので文句無しです。
今までの『iPhone』の価格基準が高かったことに気付かされました。
選べる機種が豊富で、メーカーも様々
世界中から販売されているのが『Android』で、機種の数は言うまでもなく豊富に存在しています。
各メーカー『Android』のソフトを少しカスタムして販売しています。
ジェスチャーの機能が豊富だったり、カメラに特化していたり、AIに特化していたり…そのため、自分の好みにあったスマホを探すことができます。
筆者の場合は『カメラ特化』『消しゴムマジック』『大画面』『バッテリー持ち』を考えた結果、『Pixel 7Pro』を購入するに至りました。
無駄遣いが減る
『Android』はスマホケースの種類が少なく、サードパーティのアクセサリーは『Galaxy』くらい人気の機種でも無い限りあまり販売されていません。
でも逆にこれがいい。スマホケースやアクセサリーはお手頃で買えるがゆえに、服と同じように無駄遣いしてしまいがちでした。
スマホケースだけで企業が存在しているのだから、この沼にハマるとなかなか抜け出せなくなります。
【番外】拡張性が高い
趣味嗜好にもよりますが、ホーム画面のデザインの変更やブラウザアプリの拡張性、モーションの細かな動きの調整など好みで変更することができます。
『iOS』でも4年前のアップデートでアプリのデザイン変更ができるようになりましたが、まだまだ自由度は低め。
また、アプリダウンロードの自由度も高く、自分好みの相棒にすることが可能です。
ソフトデザインを変更できるだけで所有欲が満たされるのは私以外にも多いハズ。
取り変えた後のデメリット
デメリットも3つ。意外と不満はありませんでしたが、これはガジェット好きだから言えるのかな?とも思っています。
- わからないことは調べるしない
- OSサポート期間が短い
- 故障時に対応できる店舗が少ない
わからないことは調べるしかない
『Android』ユーザーが少ないがゆえに、購入初期は自分で調べて設定しないといけませんでした。
『iPhone』のような直感操作にはまだ程遠く、若干複雑にも感じる設定画面が最初の鬼門です。
設定画面意外にも、ホーム画面とドロワー、表示の違いなど『iOS』では馴染みの無いものにはやはり戸惑います。
とはいえ、今はYouTubeやネットでもわかりやすくまとめてくれているので、検索さえできれば問題ありません。
一週間も使っていればある程度慣れてきますので、使い始め以外は気にしなくて問題ありません。
OSサポート期間が短い
『iPhone 5s』から異例サポートの長さとなっていますが、その他の機種であっても5年程度は最新のOSに触れることが可能になってきた『iPhone』。
『Android』は3年程度が目安で、現在使用している『Pixel 7Pro』も同様に3年保証。
長期間使い続けるのが当たり前な人にとっては案外短く感じるかもしれません。
しかし、『Android』も徐々にサポート期間を伸ばしているので、最終的にはバッテリーや画面割れといったハード面が問題になってきているのかも。
故障時に対応できる店舗が少ない
万が一の故障に関しては本当に不安に感じます。
メジャーな『iPhone』であれば旅行先での故障も対応できますが、マイナー機種の『Android』だとそううまくいきません。
さらに厄介なのは『Android』だと故障したときにブラックアウトしてしまうことがほとんどで、考えただけでゾッとしてしまいます。
これに関しては、対処法は丁寧に扱うくらいとしかいえません。
意外とミニマリスト向き
メリット・デメリットをまとめてみましたが、案外強いこだわりがなければミニマリストにもオススメできると感じています。
個人的にオススメできると感じたポイントは下記の通り。
- テザリングに幅広く対応している
- プライベートと仕事用を分けて持つ必要がない
- Lightingケーブルが不要
テザリングが優秀で結果モバイルWi-Fi代わりに
テザリング周波数の設定が意外にも面倒で、5GHzでなく2.4GHzになってしまう(互換性優先と表示)ことが多くありました。
周波数によって接続できない機器が数多く存在するので、モバイルWi-Fiとして使用ができませんでした。
しかし、Androidであれば初期設定のみでモバイルWi-Fiとして使えるので、固定回線を引かずに使うことができます。
プライベートのスマホと仕事用のスマホを分けなくていい
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)により、SIMカードを二枚利用できるスマホが普及しています。
これにより番号を2つ持てるようになりました。この機能をAndroidであればフル活用できるようになります。
▼アプリをプライベート用と仕事用で分けることができる。
機種によってはPCと同様にアカウントの切り替えができるものもあるので、1台で管理ができるようになるのはかなり便利です。
『iPhone』と大きく異なるのは『LINE』アカウントを2つ持てるので、『LINE WORKS』など仕事用のアカウントを持っている方にはかなりオススメです。
Lightingケーブルが不要
やはりケーブルの規格が統一されるとかなり楽に感じます。
今まではiPhoneのためだけにケーブルを準備していましたが、一本で済むのは使用するのも管理も楽です。
独自規格だった『MFI認証』規格も割高に感じていたので、利便性意外にも金銭面でも嬉しいポイント。
※『iPhone15』より独自規格の『Lightingケーブル』がなくなったので無事解消されました。
結果、iPhoneをやめてよかった
これはあくまでも筆者個人の意見に過ぎません。
大きく変わったことはやはり金銭面で、ゲームをしない筆者としては機能面で『Android』が劣っているとは感じていません。
それどころか今までハイエンドクラスでしか使えなかった機能を、低価格で利用することができる時代になった証でもあります。
金銭面意外にも持ち物が減り、スマホケースなどのアクセサリーも買わなくなり、スマホの世界感が広がったのは大きな経験です。
もし『iPhone』だけしか知らないのであれば、新しい世界の発見になるかもしれません。
むしろ『iPhone』の良さを知るためにも『Android』を知らないといけないかもしれませんね。
ではノシ