住むことができるならキレイで広い物件、そうタワマンみたいなとこに憧れますよね…!
と、筆者も昔はこんな感じで広い物件に憧れがありました。とはいえ誰しも一度はそんな憧れを持つのではないでしょうか。
しかし、実際に自立して生活してみると、狭い1Kの賃貸ですらも掃除の手間や片付けが面倒だと痛感することばかり。
ただでさえ自宅で過ごす時間が少ないのに、掃除の手間がかかると自分の時間が…。
タイトルにも記載している通り狭い物件には多くのメリットが存在しています。
▼今回は物件のメリットを解説していきます▼
- メリット
- デメリット
- 狭い物件を選ぶポイント
上記の内容で狭い物件についてフォーカスを当ててみましたので、これから一人暮らしや引っ越しを検討している方、固定費の見直しをしたい方などは是非参考にしていただければ幸いです。
メリット
狭い物件の魅力は『固定費』と『時短』のこの2つに尽きます。『お金』と『時間』どちらも大事なリソース。
とはいえお金の面に目が向きがちですが、それ以外にもたくさんの恩恵があります。
固定費が安い
実際に住んでいる福岡県では1LDKで家賃が大体5〜6万程度で住むことが可能です。福岡市中央区でも7万程度で済みます。
福岡でも2LDKや3LDKだと3〜5万上乗せ、東京であれば20万を超えることなんてざらみたいです。
このことから固定費が抑えられるのはもちろん、少ない予算で駅近や都会など立地条件が良い条件を狙うことだって可能です。
掃除がとても楽
室内が狭いと間取りがシンプルで、かつ床面積も狭いので掃除がとにかく楽です。
間仕切りも少ないためクイックルワイパーでサッと拭くだけで簡単に掃除が済みます。
間仕切りが少ないという特徴を活用して、ロボット掃除機を活用してしまうという方法もオススメです。さらなる時短に効果的。
▼ロボット掃除機の導入で床の掃除は滅多にしていません。
狭いからこそものの厳選が必要
狭い物件である以上、置けるものの数はどうしても限られてきます。
これだけ聞くとデメリットでしかありませんが、これは大きなメリットにもなります。
大前提としてスペースが限られているので、厳選をする必要があり、家具を買うにしても、服を買うにしても何かしらを手放さないといけません。
このことで断捨離する習慣が身に付くことはもちろん、生活に必要なものとそうでないものの区別がつきやすくなります。
断捨離の習慣が身に付けば、ものを買うときにいい意味で『抵抗』となっていき無駄な出費が無くなっていきます。
収納も同様に狭くなる
当然収納も狭くなります。
もちろんデメリットにもなりえますが、収納が多いと表面には見えないことから在庫の把握が難しくなってきます。
収納が多い弊害として『とりあえず直す』になってしまいがちです。
逆に収納が少ないと自ずと断捨離を行うようになり、収納して隠すようなことは無くなっていきます。
光熱費が抑えられる
部屋が狭いとエアコンの効きが良くなり、エアコン代の節約に大きく貢献してくれます。
どれだけ家が広くとも、人がくつろぐ場所は定位置はだいたい決まっています。ソファやカーペットなどなど…。
反対に部屋が広いと定位置以外の空間にもエアコンを効かせないといけないため、無駄な光熱費がかかってしまいます。
狭いからこそ移動が楽
限られた空間であることから全体のレイアウトがコンパクトにまとまっています。
トイレや洗面台、お風呂の移動も狭いことでワンステップで済み、単純に移動時間の短縮に繋がります。
これが広い家だと、一つひとつの移動が長いことから面倒に感じるはずです。
わずかな時間ではありますが、毎日の生活に置ける移動時間を考えると積み重なった移動時間はとても大きな時間の節約になるはずです。
パートナーとの距離が近い
これは良い意味でも悪い意味でも捉えられそうですが、部屋が狭いと必然的にパートナーと過ごす時間が出来てきます。
距離が近いことでコミュニケーションも取りやすく、自然と良好な関係を築くのには向いているように感じています。
デメリット
狭い物件のメリットとデメリットは表裏一体のようなもので、ものの厳選や断捨離が苦手な方はデメリットに感じやすくなるはずです。
収納スペースが少ない
メリットでも伝えましたが、断捨離が苦手な方や収納に頼りがちな方にはこれはデメリットにしかなりません。
それ以外の場合でも、間取りによっては極端に収納スペースを省いてあることもあるので注意が必要です。
収納スペースが無いがゆえに、収納家具を購入するようではものが増え本末転倒です。持ちものの数はある程度把握しておき、どれくらいのスペースが必要が判断する必要があります。
キッチンが狭い
1Kはもちろん、1LDKでもキッチンが狭いことが多いです。
日常的に自炊を行っている方、自炊する予定がある方は絶対と言っていいほどキッチンの大きさは確認する必要があります。
コンロ数が1口で、ワークスペースや流しの大きさが極めて小スペースに作られてあることがほとんどなので注意が必要です。
寝室とリビングが同じ or 間仕切りのみ
間仕切り一枚で寝室とリビングが同じになっているか、そもそも間仕切りがないかのどちらかでしょう。
同じ室内や間仕切りのみだとどうしても料理や生ゴミの臭い、またホコリの舞い上がりなどが気になってしまうもの。
特に油を使った揚げものや肉や魚を焼いたときはしばらく臭いが充満するので、いくら換気扇を回してもなかなか臭いが取れません。
▼筆者宅では、空気中のホコリと臭いの防止の目的として『空気清浄機』を去年から導入しています。
▼生ゴミの臭い対策は防臭袋の『ニオワナイナ』を使っています。
狭い物件を選ぶときのポイント
狭い物件を選ぶとき少しでも後悔しないためにも、ここは抑えておくべきところをまとめました。
- キッチンは広めがいい
- ある程度の収納スペース
- お風呂とトイレは別
キッチンは広めがいい
物価高のご時世で常に外食・弁当で生活するのはお財布にも体にも優しくありません。健康のためにも自炊は必須だと思っています。
▼賃貸のキッチンは写真の通りかなり狭いものが多いです。
可動式のシェルフを用意するのも工夫の一つですが、どうしても作業効率の面でもやはり安定したワークスペースがあるに越したことはありません。
また、コンロの口数が少ないことも多いので、同時に料理ができないのでやはり効率は落ちてしまいます。せめてコンロは2口は欲しいところ。
ある程度の収納スペース
前項にも記載した通り収納スペースがあまりにもない場合は、別途で収納家具を用意しないといけなくなります。
収納があれば部屋がスッキリして見え余計な収納家具を買わずに済むので、持ちものに見合った物件を選ぶと良いでしょう。
可能な限り、備え付けてある収納スペースを利用して収納家具は買わないようにし、入りきれないものは断捨離してしまうことをオススメします。
お風呂とトイレは別
水回りがとん雑になってしまうと掃除が厄介になってきます。
ユニットバスのようにお風呂とトイレが一体型だと、シャワーの水がトイレにかかってしまい清潔感を保つことが本当に難しくなってしまいます。
その他にも、湯船に浸かることができないことや室内が広くなってしまうことで換気に時間がかかってしまうデメリットもでてきます。
最後に
少子高齢化の波に加え、晩婚化・核家族化を考えると狭い家というのはトレンドとなってきているようにも感じます。
誰しも広い家に憧れは持つものの、いざ管理すると本当に面倒になってくることがほとんどです。
普段の生活と自身の行動を検討し、居住スペースをサイズダウンすることで大きなメリットを期待することができます。
実際に筆者が狭い家に引っ越して、大人二人で生活してみると1LDKもあれば充分な広さだと実感しています。
そしてサイズダウンしたことで、半ば強制的にシンプルライフになっていったと言っても過言ではありませんでした。
今回の記事で皆さんの固定費の見直しや引っ越しの参考になれば幸いです。
ではノシ