『貯金』『節約』『老後の資金』etc…
どれも世の中の悩み事の代表例と言える『お金の問題』。
生活水準はお金の問題に直結します。直結する問題だからこそ、生活水準は見直しが必要になってきます。
生活水準を見直すと一言で言っても、価値観や考え方によって難しい問題です。
でも、ここを見直すだけで今後の人生が大きく変わる可能性も秘めています…!
生活水準を上げないように努力しようと思っても、具体的な対策がなければ難しい問題になります。
しかし『シンプルライフ』は無理なく生活水準を上げずに済み、今後の人生において『お金』という悩みを大きく減らせるかもしれません。
本記事では、シンプルライフが生活水準にどのように影響するのかまとめてみました。
生活水準は上げないに越したことはない
そもそも生活水準は上げないほうが良いと、ネットでもSNSでも取り上げれている時代です。
しかし、生活水準は思わぬところで上がっていき、じわじわと苦しめていきます。
そもそも生活水準とは何か、また、生活水準を上げるきっかけについて触れていきます。
生活水準とは?
消費していくもの(=住居、食事、衣料、教育、医療、貯金など…)で生活の指標を決めるというもの。
簡単にいうと、日常生活のコストが高い=生活水準が高いと見られます。
際限なく生活水準を上げることは可能
家賃や服装、食事など…。上には上がありますので、際限なく上げることは可能です。
そして、生活水準を上げるきっかけとなる内容が以下の通りです。
- 見栄を張る(人から良く見られたいと思うこと)
- 世間体を気にして、生活水準を他者基準で合わせる
- 背伸びをして支出を増やす
いずれも自分の価値観ではなく、世間体を気にした一般的に普通といわれる生活を目指したり、同僚や友達に見栄を張ったりすることが原因で上がってしまうといった内容です。
生活水準を他人のものさしで決めてしまうと、満足感は一時的なものとなってしまい、その満足感が持続することはありません。
自分のものさしで満足感を決め、留まり続けることで生活水準を上げずに済みます。
生活水準を上げると元に戻すことが大変になる
生活水準を上げた生活に慣れると、その生活が普通になり元に戻すことが難しくなります。
慣れるということは習慣化してしまっているので、習慣を変えるというのはかなりの努力を必要とします。
前項にも触れたように、『見栄を張る』ことが目的の人も一定数存在していて、最悪はローンをしてまで見栄を張ることを維持するとも言われます。
他には、ハイブランドのバッグや高級車に乗ること、家賃が高い物件に住むなど、自身のステータスを上げるために頑張ってお金を稼ぐ人もいます。
こうした目的で生活水準を上げてしまうと、周りからよく思われたいと思うがゆえに生活水準を下げることができなくなります。
そして、一度上げた生活水準が普通となるので下げることができなくなってしまいます。
シンプルライフと生活水準
シンプルライフを送っていると、貯金するスピードが早くなり、お金の心配も段々と減っていきます。もちろん気持ちのゆとりも自然と出てきます。
生活コストが低い
管理するものが少ないため、生活コストは低いままで済みます。
ものが少ないことで、広い物件に住む必要がなくなるので家賃が少なくて済みます。この家賃が人生の三台支出の一つであることから、ここを削れるかどうかは大きく生活コストに響いてくることでしょう。
ものが少ないことで、管理する手間も時間も減ることから時間と心の余裕が生まれ、ものへの執着も段々と減っていきます。
シンプルライフを実践していると消費することをメインにして生活するようになります。
購入するものを厳選するようになるから
ミニマル思考の人ほど、ものを購入するときは自分の価値観で決めるはずです。
衝動買いをしないのはもちろん、購入するまでの下調べを行うことが増えるようになります。
それもそのはず、せっかく断捨離して快適になった空間をそのまま維持したいと考えるからです。
このことから、ものを購入することのハードルが上がり、購入することで出ていくお金が自然となくなっていきます。
生活水準を上げないことで得られたこと
無理なく年間200万近く貯金ができるようになった
筆者の年収はちょうど日本の平均年収程度(430万円程度)です。
無理ないとはいえ日々節約する努力はしていますが、他は特に苦労したということはありません。というのも、食品や生活雑貨、たまに衣類を買う程度の生活を送っていると、自然とお金が余るようになっていきます。
もちろん無理ないという意味は、休日は旅行に行ったり、外食したりと経験や体験への出費は惜しまずに生活しています。
お金への不安が減った
お金の不安といえば、将来の老後のことや結婚資金などさまざまあるとは思いますが、生活水準を上げないことで不安は大きく減りました。
年間に200万貯金ができるということは、単純に10年で老後2,000万円問題は解決できます。
また、生活水準を上げないことで今後収入が上がったとしても、その分は投資資金へ回すことも可能になるので話題の『FIRE』だって視野に入ります。
もちろん、お金の心配が減っただけで、何が起こるかわからない時代なのでこれからも働き続けることに変わりはありません。
転職を考えやすくなる
生活水準が低いことは、収入が下がっても柔軟に対応が可能になります。
今の仕事が続けられなくなっても、少し給料が下がっていいと考えれば転職のハードルは大きく下がります。
生活水準を維持するために辛い仕事を続けなくていいということは、逃げ道の確保にもなりますのでお金といった視点以外でのメリットも付いてきます。
最後に
シンプルライフの大きなメリットである、生活水準について触れていきました。
シンプルライフが漠然とお金が貯まるとは思っていても、筆者自身漠然とそう思っていただけに描きながら納得してしまいました。
さて、今回のシンプルライフが生活水準を上げない理由を下記にまとめます。
- 生活コストが低い ▷ ものが少ないことにより、広い賃貸に住まなくて済む。また、ものを購入することよりも、消費することをメインとするようになる。
- ものは厳選して買う ▷ ものが少なく、快適な空間を維持するためにもものを買うことへのハードルが高くなる。その結果、衝動買いも減り、自身の価値観を基準にものを買うようになるため支出が減る。
当たり前のことではありますが『生活水準が高い≠生活の豊かさ』にどうしても行き着きます。
生活水準を上げずとも、満足できる生活を送ることができれば充分豊かだと言えます。
大事なことはお金をたくさん払って心を満たすのではなく、生活の質を上げて心を満たしていく方がとても豊かです。
でも、たまの浪費も心の潤いとして大事なことなので、無理なくバランスを取りながら生活水準を上げないように見直しを図っていきましょう。
ではノシ