増税や物価高、上がらない賃金といった具合に、節約無しでは生きていけない時代です。
でも節約って、我慢や苦行とイコールになってしまっている方も多いのではないでしょうか。
それもそのはずで、節約はキラキラしてないし、地味なことが続くし、見栄なんてもってのほかです。
でも節約生活は違った魅力があって、始めたその日から効果が発揮されるので、やらないと損益でしかありません。
逆に節約は尖ったお金の使い方ができるので、奮発した旅行や食事を楽しみつつもお金の心配を減らすことができます。
知らないだけで、実は周りの人は当たり前にやっているかもしれません。
今回は節約へのマイナスイメージを払拭するための記事となります。
▼今回はこんな方に向けた記事になります。▼
- 節約に対するイメージが良くない
- 節約のモチベーションが上がらない
- 楽しんで節約を取り組みたい
節約は我慢じゃなくて『省エネモード』
節約はお金の『省エネモード』に切り替えているだけです。
蛇口の水は出しっぱなしにしないし、使ってない電気は消すし、スマホをポケットに入れるときはスリープにするといった具合に、当たり前にやっていることの延長線に過ぎません。
この経験をもとに取り組んでみたら案外簡単にできるものなんです。
それくらい節約のハードルは低いものだと考えると、節約って簡単だって感じていただけるのではないでしょうか?
節約への印象を変えてみる
節約を楽しむためには、考え方を少し変えてみる必要があります。
節約に対する意識を、下記の3つに置き換えてみるだけです。
- スポーツやゲームと感覚は同じ
- スキンケアとボディメイクの最強の味方
- 辛いことから逃げる最強の切り札になる
スポーツやゲームと感覚は同じ
節約は我慢や苦しいイメージがありますが、それは行き過ぎた節約方法の印象が強いからだと思われます。
どちらかというと、スポーツやゲームの感覚と似ていて試行錯誤の回数を増やすことで上達する、いわゆる『周回ゲー』そのものなんです。
上達した結果もわかりやすくて、お金をいくら残すことができたか数字で確認できるのではっきりしています。
▼簡単な例でまずはゲームを楽しんでみましょう。▼
- 一ヶ月間服を買わずに過ごしてみる
- 自動販売機をやめて、水筒を持参してみる
- 外食をやめて弁当にしてみる
- ごはんだけは炊いてみる
と、ここまで目標を設定したらゴールを決めてみましょう。
▼手取り20万円を想定した金額設定です。▼
- 月に1円〜1.9万円で初心者
- 月に2万円残せたら中級者
- 月に5万円残せたら上級者
- 月に10万円以上残せたらプロ(もはや最強クラス)
筆者は上級者〜プロレベルです。最強だと自覚しています。
目標の金額を設定して、いかにお金(ライフポイント)を残せるかが勝負です。
毎月お金を残すことができなかったのであれば、1円でもお金を残すことができているのでそれは大きな進歩だと感じることが大事。
さらにその来月にはよりお金を残すために、どこを改善するか考えてみるだけでOK!
まだ何もしていない方は固定費の見直しがオススメです。
スキンケアとボディメイクの最強の味方
ニキビやシミといった肌の悩み、体重の増加による体型の崩れといった悩みは、節約生活をやっていくうちに次第に解消されていきます。
これは単純に外食で揚げ物やスイーツを食べたり、お酒を飲んだりすることが原因なんてことは言うまでもありません。
節約生活を続けていくと、次第にこれらと距離を置くようになっていきます。
気付く段々と痩せていって、油や糖質が減ったことで肌の改善と体重の減少が見込まれます。
ジュースをやめて水に変えたら、便通も良くなって肌トラブルも無くなりました。
お金も貯まるので良いことしかない。
さらに、油分や糖質(グルテンを含む)の摂りすぎは、胃の消化による負担、腸内環境の悪化により体が疲労してしまってストレスの原因になってしまいます。
ちょっと外食を減らすだけでこれだけの効果が見込まれるのだから、肌トラブルやダイエットに励んでいる方には追い風にしかなりません。
辛いことから逃げる最強の切り札になる
貯金が無いと仕事を辞めたいと思っても、生活をしていくために仕事を続けないといけません。
お金が無いと辛いことから逃げることができなくなってしまいます。
転職をしたいと考えても、お金がないと転職期間に食い繋ぐこともできないし、引っ越しだってできません。
しかし、お金があれば辛いことから『逃げる』コマンドが登場します。
言い換えるとお金があれば、今の仕事ではない別の仕事を選ぶ選択肢を増やすことができます。
それにお金があれば安心感が違うので、お金の余裕を持つだけでストレスも緩和されるし、人生の選択肢が増えるということは夢も広がっていきます。
ただお金を持つだけだと思うかもしれませんが、このお金はあなたが育てた最強のモンスターであり、形を変えれば(投資信託や自己投資など)無限大の可能性を秘めてます。
無限大といえば『バタフライ』です。あなただけの最強のモンスターに育てましょう。
節約が辛くなったら
節約が辛いと感じたときは、おそらく極限まで追い込んでしまったときかもしれません。
むしろ辛くなるまで節約を追い込めるようになっているのです。誰よりも自分を褒めましょう。
そこまで節約に情熱を向けることができているのです。
本気ですごいことなんです。
さて、オーバーヒート(燃え尽き症候群)になる前にいくら節約した貯金額を見てみましょう。
10万円満たなくても、5万円に届いていなくてもあなたの努力の結晶です。
そのお金のほんの少しだけ自分へ報酬(ご褒美)を払って、美味しいものを食べたり、旅行に行ってみてください。2万円あれば十分楽しめるはずです。
節約を継続していくためにも、息抜きは大事なことなのでお金を使うことに悲観的にならなくて問題ありません。
ちなみに筆者の場合、息抜きは旅行で一回の旅費は4万円(一人2万円)は使っています。
気持ちの入れ替えをするためにも、全力で息抜きして節約にまた励めばいいので、気にしないでいきましょう。
最後に
節約をゲーム感覚でやってみると、想像以上に楽しむことができます。
たまに『若いうちにできることはやっとかないと!』って言われることがありますが、健康で若いうちこそ体を使った経験を楽しんだほうがいいと考えてます。
例えば、スポーツや貧乏旅行(自転車で旅行に行ってみたり、物価が安い国への旅行など)だとか、歳を重ねると体が動かなくなってできなくなることをやっておくと、将来かけがえのない財産になります。
極論、『お金を使った楽しみはいつでもできる』くらいに考えておいてもいいかもしれません。
また、節約で積み重ねた経験は、お金に変えられない見えない財になります。結婚して、転職して、お金に厳しくなってもお金の心配をする必要がありません。
今回の記事をきっかけに、節約のイメージが人生の『省エネモード』ということを認識していただければ、それだけでも十分嬉しく思います。
ではノシ