社会人になり一時は家の購入を検討した時期もありましたが、世間の風潮で当たり前とされていた『家を持つ』という固定概念を手放しました。
その理由は筆者の思い描くシンプルライフには、『持ち家』は大きな足かせになってしまうと判断したことによるものです。
これは持ち家の方に対する否定でもなく、購入に対する反論ではありません。
家の購入を検討を迷っている方がいましたら、このような意見もあるのだな…くらいで参考にしてもらえると幸いです。
▼今回はこんな方に向けた記事になります。▼
- 家の購入を検討している
- 賃貸にこだわる理由が気になる
- 持ち家に関する考えを参考にしたい
賃貸に住むメリット
賃貸に住み続けるメリットは大きく3つだと考えます。
- 身軽に生きていける
- 生き方に合わせて住み替えることができる
- 心配事を増やさずに済む
身軽に生きていける
『持ち家』は、筆者の目的で一番大事にしている『身軽さ』を遠のけてしまいます。
一度家を購入してしまうと、建てた家は移動できないし、ローンを支払うために働くようになっていしまうのかなと思っています。
そうなると簡単に仕事を辞めることもできないし、仕事も家から近いところで探さないといけません。
近隣トラブルや家族内でトラブルがあり引っ越したいと思っても、賃貸のように簡単に済む話ではありません。
つまり、『家』を中心とした生活となってしまい『身軽』ではなくなってしまうと感じています。
せっかくなら、自分軸で生きていきたいと思うので家の購入には至りませんでした。
生き方に合わせて住み替えることができる
筆者の自分軸の生き方として家は住むものであり、それ以上でもそれ以下でもないと思っています。
幸いなことに、日本では一人暮らしからカップル、家族向けと様々な生活スタイルに合わせた賃貸が用意されています。
となると、そのときのライフスタイルに合わせて住み替えることができます。
それに対して、家の購入には長期間住むことを想定した家造りをしないといけません。
家族向けであれば、人数に合わせた部屋を用意し、両親と一緒に住むと考えるバリアフリーも想定する…。
先の未来はわからないけど、家を建てるにもある程度の想定が必要になります。
もちろんリノベーションすれば済む話ですが、金額も引っ越しの初期費用と比べ物になりません。
であれば今の生き方にあった家を探して見るほうが、ずっと楽で簡単に済むと考えています。
心配事を増やさずに済む
物を所有するとどうしても心配事がつきまといます。
災害はもちろん、設備の故障や老朽化、防犯面など…。
家を建てたあとは、火災保険や自然災害保険、家財保険など様々な保険への加入が必要になります。
中でも、地震大国である日本で災害にあったときのことを考えると、それなりの保険に加入するのは納得できる話です。
この保険は家に限った話ではなく、ローンを支払いを滞らせないためにも債務者の不測の事態のために健康保険への加入を検討しないといけません。
このように考えると、心配事は尽きないので可能な限り『所有しない』というのは精神的だけでなく、金銭的な余裕を持つことができると考えられます。
賃貸に住み続けるデメリット
正直なところ、現時点では筆者にとってのデメリットは思いつきませんでした。
しかし、それも『現時点』での話で将来のことを考えるとデメリットも出てきます。
- 自分の『家』にならないので、老後が心配
- リフォームが自由にできない
自分の『家』にならないので、老後が心配
セールスの謳い文句通り『家賃を払い続けても自分の家にはならない』という話です。
場合によっては『家賃よりもお得に持ち家に住むことができる』というセールストークも耳にします。
これも確かな話で、家賃が割高になることも大いに有り得る話です。
そして、老後が間近になると賃貸の契約がだんだんとできなくなってきます。そのとき心強い味方になるのが『持ち家』になるのだと思います。
リフォームが自由にできない
所有者出ない以上、不満点があったとしても妥協するしかありません。
持ち家であれば自分好みに棚を取り付けたり、壁紙を変えたりと自由自在にできません。
工夫次第でなんとでもなりそうな内容もありますが、こだわれば工夫だけでは満足できない内容も出てくるでしょう。
最終的には欲しいかどうか
元も子もない話になりますが、家は欲しいと思ったときが買い時と言われます。
家を建てて、その家で生活することを幸せだと考えるならお金や合理性の問題ではなく、気持ちの問題になってきます。
ローンを組める年齢を過ぎて後悔してしまうのであれば、それは豊かではないと思っています。
筆者が家を持たない理由は先述した『身軽さ』が一番ですが、賃貸で何不自由なく居心地がいい空間であれば住めば都であると考えるからです。
せっかくの一度の人生、自分で稼いだお金を好きに使ったほうが悔いが残らないでしょう。
最後に
家というのは衣食住の三本柱の一つでもあるため、悩みのタネの一つでもあると思います。
家を持つとどことなく、自分だけの城を持てるような感覚になるんだろうな、と思うとそれはそれで楽しそうに感じることがあります。
一方で賃貸なら、いつでも好きなところに移住することができるので、転職やセミリタイアなど様々な分野に挑戦することだって可能です。
いずれにしても、『自分にとって』本当に必要なものであるなら合理性よりも価値観を大切にしたいところです。
『身軽に生きる』という筆者なりの価値観をもとにすると、タイトル通りこれからも賃貸に住み続けて自分サイズの家を探す度は続きそうです。
ではノシ